HSPの種類の1つ、HSS型HSPという特性をしっていますか?
HSPのことは聞いたことがあるけれど、なんだか当てはまらないと思う人や、自分の中にある矛盾に悩んだり、生きづらさを感じたりしている人もいるでしょう。
本記事ではHSS型HSPの特徴から対処の仕方、同じ悩みや生きやすくなるヒントまでをまとめました。最後まで読むことで、HSS型HSPに対して悩んだ時の対処法がわかり活用できます。
HSS型HSPへの理解が深まると、自己理解と相手にどの様に伝えるかがわかるようになります。
自分(または身近な人)が生きづらさを感じていたら、まずは知ることで気持ちを楽にする第一歩を踏み出していきましょう。
HSS型HSPとは?

参照:写真AC
HSS型HSPとはHSPの中の種類の1つで、HSP(Highly Sensitive Person:とても繊細な気質)とHSS(High Sensation Seeking:刺激追求型)といった、一見相反する2つの特性をあわせ持つ人のことです。
HSS型HSPの特徴

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HSS型HSPは「刺激を求める性質」と「繊細さ」を同時に持つタイプです。
ここでは、自分でも扱いづらさを感じやすい傾向のあるHSS型HSPの特徴を4つ紹介します。
外見と内面のギャップ
外見は「明るい・行動的・社交的」に見られやすいが、内面は非常に繊細です。
この見た目とのズレが誤解や孤独感に繋ります。
例:周りからポジティブで元気そうに見られるが、人と会った後に強い疲労感を感じやすい
行動パターン
「行動→消耗→休息→再始動」の行動サイクルが特徴で、全力と停止を繰り返します。
安定して同じペースを保つのが苦手です。
例:興味がわくと一気に集中して行動する反面、疲労や刺激過多で急に動けなくなる
自己認識の悩み
自己理解が追いつかず「本当の自分とは何?」という悩みを抱えたり「気分屋・一貫性がない」などの勘違いが起こったります。
性格のブレではなく、二つの特性が共存している状態です。
例:周囲の評価と自己感覚が一致しない
刺激への矛盾した反応
「刺激を欲する自分」と「刺激に弱い自分」が同時に存在します。
刺激量の調整をできないと、心身のバランスが保てません。
HSS型HSPの抱える悩み

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HSS型HSPの悩みは、「刺激を求める性質」と「刺激に弱い繊細さ」が同時にあることから生まれます。
主な3つの悩みの種類と、具体的な内容について確認していきましょう。
| 悩みの種類 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 些細な刺激に疲れやすい | ・HSS型HSPは刺激を深く受け取る特性がある ・日常の小さな出来事でも神経が消耗しやすい ・行動量が多くなりやすく、疲労が蓄積しやすい ・回復が追いつかず、心身の負担が残りやすい ・「何もしていないのに疲れる」と感じやすい |
| 他人の感情に巻き込まれる | ・共感力が非常に高い ・他人の感情や場の空気を強く受け取ってしまう ・交流が増えるほど、感化されやすくなる ・気づかないうちに感情を抱え込みやすい ・理由の分からない心の疲れを感じやすい |
| 刺激を避けた行動をする | ・過去の疲労経験から、刺激を無意識に避ける ・心を守るための防御反応として起こる ・刺激を避けすぎると、退屈や停滞に陥りやすい ・行動しない自分を責めやすくなる ・自己否定につながりやすい |
HSS型HSPを含むHSPの種類4つ

HSPには「繊細さ・刺激欲求・内向・外向」の組み合わせで分かれる4種類のタイプがあります。
それぞれの特徴をわかりやすく紹介していきます。
特徴や違い、自分のタイプを知ることが大切です。
HSP
HSPは内向的で繊細・静かで深く考えるタイプになります。
静かな環境で一人で集中する時間の確保をしましょう。
【特徴】
・刺激に弱く、音・人混み・感情に疲れやすい
・共感力が高く、人の気持ちを察しやすい
・一人時間や落ち着いた環境があると本領発揮
・無理をすると一気に消耗しやすい
HSE
HSEは外向的で繊細・人が好きな繊細タイプです。
信頼できる人間関係と無理しない距離感が必要になります。
【特徴】
・繊細だが人との関わりを楽しめる
・会話や交流で元気をもらえるタイプ
・刺激はそこまで求めず、安定志向
・気を遣いすぎると疲れが溜まりやすい
HSS型HSP
HSS型HSPは内向的で刺激追及・行動的だけど疲れやすいタイプです。
休息を前提に動いたり、予定を詰めすぎたりしないようにしてください。
【特徴】
・新しいこと・刺激に惹かれる
・行動力はあるが、あとでどっと疲れる
・内向的だが意外に社交的に見られやすい
・オンとオフの差が激しい
HSS型HSE
HSS型HSEは外向的で刺激追及・エネルギッシュな繊細タイプです。
変化のある環境や裁量のある働き方を探しましょう。
【特徴】
・好奇心旺盛で刺激を楽しめる
・人と話すこと・新しい環境が好き
・行動力がありチャレンジ精神も強い
・繊細さゆえに無自覚に疲れやすい
HSS型HSPかも?と感じたら

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HSS型HSPの人は繊細と刺激欲求の相対的な特徴で、自分がHSPとは気づかない可能性があります。
HSS型HSPかも?と感じた時の行動や対応例を確認していきましょう。
診断テストを用いたセルフチェックする
HSS型HSP向けのチェックリストを活用し、自分の刺激追求傾向や繊細さの度合いを客観的に把握していきましょう。
感覚的な違和感を言語化できると、自己理解の入り口になります。
経験談などで同じ悩みへの理解を深める
体験談やコラムを読むことで、「自分だけではない」と感じられます。
似た悩みや対処法に触れることで、自分の特性を前向きに受け止めやすくなるでしょう。
書き出すことで悩みや感情を可視化する
モヤモヤした思考や感情を紙やメモに書き出すと、頭の中が整理されます。
自分の反応パターンに気づき、ストレスの原因や対処のヒントを発見しやすくなります。
HSS型HSPが心地よく働ける環境の特徴

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HSS型HSPには刺激と自由性があり、自分のペースで進めることのできる仕事や職場の環境がよいでしょう。
新しいことにも挑戦する意欲がありながら、ノルマや人間関係などに負担を感じるとメンタルや体調を崩してしまうこともあるのです。
働き方や対応が柔軟な環境が理想的です。
参考:HSS型HSPに向いている仕事15選|強みを理解して仕事を探そう
発想力や感性を活かせる仕事
想像力が豊かで感受性の高いHSS型HSPの人には、創造的な仕事がおすすめです。
個人の表現力が重要な職種では、ペース配分の自由とやりがいを感じながら刺激欲求も満たせるでしょう。
自由度の高い働き方が可能な職場
働く場所や時間を自分で調整可能な環境は、HSS型の人にはとても理想的です。
波のある行動サイクルが特徴なため、集中力の波に合わせてタスクを分ける工夫などで効率よく仕事ができます。
自分のペースで進められる仕事
ルーティーン化されていても気質を活かせる職場もあります。
自分なりにアレンジができたり、細やかな配慮が求められたりする職場では、ひらめきや直感などが活かしやすい傾向でしょう。
HSS型HSPが苦手な刺激に対しておすすめアイテム

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HSS型HSPが苦手な刺激には、音や光などがあります。
刺激に弱いわけではなく、深く正確に処理できる脳を持っているのです。
ここではおすすめのアイテムや、効果・ポイントを紹介します。
自分の感覚に合う刺激レベルの調整機能があるもの、長時間使っても身体的負担が少ないものを場面ごとに使い分けて選びましょう。
音に対してストレスを感じやすい人
音に対してのストレスの原因は主に、近くの会話、機械音、環境音が耳に入り続けることです。
HSS型HSPの人は脳のフィルター機能が弱く、刺激を遮断しにくい特性があります。
| アイテム | 効果 | ポイント |
|---|---|---|
| ノイズキャンセリング ヘッドホン | 周囲の雑音を軽減 | ANC機能/軽量/外音取り込み |
| 耳栓/ シリコンイヤープラグ | 音量をやさしく下げる | 素材重視/長時間OK |
| ホワイトノイズ/ サウンドマシン | 刺激音をかき消す | 小音量/スピーカー推奨 |
光に対してストレスを感じやすい人
光に対してストレスの原因には、強い照明や画面の光が常に意識に残るなどがあります。
HSS型HSPの人は、刺激が弱くても神経が疲れやすい状態になります。
| アイテム | 効果 | ポイント |
|---|---|---|
| ブルーライトカットメガネ | 画面の光を軽減 | 薄色レンズ/用途別 |
| アイマスク/ 遮光アイカバー | 光を遮断 | 高遮光/圧迫感なし |
| 間接照明・暖色LEDライト | 光刺激を抑える | 電球色/調光可 |
HSS型HSPの人が避けた方が良い環境4選

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HSS型HSPの人は、刺激に弱い繊細さと刺激を求める行動力をあわせ持っています。
環境選びを間違えると疲弊しやすくなるため環境はとても重要です。
避けた方が良い環境と理由をわかりやすくまとめました。
感覚的な刺激が多い環境
HSS型HSPは刺激を深く受け取るため、音や光、情報量が多い環境では神経が疲れやすくなります。
小さな刺激でも疲労が蓄積し、「何もしていないのに疲れる」と感じやすいでしょう。
競争率やプレッシャーが強めな環境
HSS型HSPの人は評価や競争が強い環境では、他人の視線に敏感になり無理をしがちです。
頑張り続けると限界を超えて一気に消耗するリスクが高まります。
攻撃的・否定的な人間関係
HSS型HSPの人は共感力が高いため、他人の否定的な感情は自分に向けられた事のように感じるでしょう。
安心できない人間関係は、慢性的な心の疲れや自己否定につながりやすくなります。
変化が少なく刺激不足、または変化が急激な環境
刺激が少なすぎる環境ではHSS気質が満たされず、退屈や無力感を感じやすいです。
一方で変化が急激すぎる環境では刺激過多となるため、心身のバランスと安定したパフォーマンスを保ちにくくなります。
HSS型HSPが生きやすくなるためのヒント5つ

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HSS型HSPの人は相反する特性として、アクセル(HSS)とブレーキ(HSP)が同時に働く状態を持っています。
生きづらさを感じていたら、取り入れやすいものから少しずつ試してください。
自分の感情や考えと向き合う
刺激に反応して起きた感情を整理すると、無理や我慢に気づきやすくなります。
書き出す習慣が身につくと、自分の本音が見えやすくなるでしょう。
適度な休息とセルフケアで自分を癒す時間を取る
疲れ切る前に適度に休めると、心身の消耗を防げます。短時間でも「何もしない時間」を意識的に確保し、自分を癒すことが大切です。
周りの人との距離感を保つ
共感しすぎない意識を持つことで、感情の抱え込みを減らせます。
周りの人との物理的・心理的な距離を調整し、自分の安心感を優先しましょう。
どの様な刺激に反応するのかを知る
音・光・人・情報など、自分が疲れやすい刺激を把握すると対策が立てやすくなります。
苦手を知ることは、行動を制限するためではなく守るためです。
周り人への共有と理解を求める
自分の感じ方や疲れやすさを人に伝えることで、無理な我慢を減らせます。
「配慮してもらえたら助かること」を共有するだけでも心が楽になるでしょう。
まとめ

参照:写真AC
HSS型HSPは「刺激を求める性質」と「繊細さ」の特性を同時に持つタイプです。
一見相対する特性に悩んだり生きづらさを感じたりする人もいるでしょう。
本記事ではHSS型HSPの悩みや特徴から対処法・おすすめアイテム、環境の選び方を紹介しました。
ご自身の状態や悩みなどにあわせた行動や対応の参考にしてください。
HSS型HSPは自分で気づかない場合もあるので、気になったらセルフチェックなどを活用しましょう。
悩みが深刻な場合は一人で抱え込まず専門のカウンセリングなどの実施もおすすめします。
HSS型HSPへの理解を深め得意や長所を活かしていきましょう。

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