X版生成AI【グロック】個性的な特徴や使い方・料金までまとめて紹介

X(旧Twitter)を使用していたり、これから使用を考えたりしている方は、Xのグロック(Grok)というサービスを見かけたことはありませんか?

どんなサービスで、何ができるのか気になっているけれど、使いこなすのが難しそうなどの不安があり、まだ利用していない方もいるでしょう。

本記事では、グロックの使い方や特徴、料金プランから注意点までがまとめてあります。

最後まで読み進めると、他の生成AIとの違いや料金プランの内容の違いもわかるでしょう。

登録手順や気を付けたい点を事前に知り、利用するまでの詳細なイメージも可能です。

グロックへの疑問や、取り入れた際のメリット・気を付けることを理解し、ご自身の用途に合わせた活用法を探していきましょう。

グロックとは?どんな生成AIなのかを解説

参考:写真AC

Xのグロック【Grok】とは、イーロン・マスク氏が設立したxAI社の開発した対話型の生成AIチャットボットです。

Xと連携し、リアルタイムの最新情報に基づいて質問に回答したり、様々なタスクをこなしたりできるのが特徴です。

2023年11月3日に最初のバージョン(Grok-1)が発表され、日本国内ユーザー向けには2024年5月にサービスが公開されています。

グロックの特徴5選

参考:写真AC

グロックは現在も急速に進化しています。

性能向上版が次々とリリースされ、現在までに行われた主要なバージョンアップは3回です。

それ以外にもマイナーアップデートや改良は頻繁に行われています。

ここではグロック最新バージョンの特徴を5つ紹介します。(2025年12月1日時点)

Xと連携したリアルタイム性

グロックはX状の投稿・トレンドなどを素早く参照します。

ニュース・話題のまとめなどの情報を質問すると、即時で答えてくれるのが他のAIにはない大きな強みでしょう。

ユーモアを交えた個性

グロックは「皮肉や少し攻めた返答」などのユーモアを交えた会話を得意としています。

面白い返しや個性的な文章の生成が魅力的です。

多様な機能

質問への回答だけでなく、ニュースの要約や雑談、文章制作補助、会話のサポートなどに加え、画像生成機能も搭載されています。

無料版は回数制限あり

画面分割機能

画面分割機能により、ユーザーが複数のチャットを同時に進行できます。

関連するタスクを1つの画面に集約できるので、コンテキストの切り替えに伴う時間ロスを最小限に抑えられます。

柔軟な対応

曖昧な質問に対しても、文脈を踏まえて最適な回答を案内します。

画像生成などの特別な要望は、ユーザーの目的や考えを確認し作業を進めていきます。

グロック利用のデメリット

参考:写真AC

グロックの利用時や設定を行う前に、知っておくと役立つデメリットを5つお伝えします。

トラブルのリスクを減らすには、デメリットを理解したうえで適切に利用してください。

目的や使い方によっては、重要になる内容もあります。

Xアカウントが必須

Xと連携しているのでアカウントの作成が必須となります。

グロック単体での使用はできません。

Xアカウント依存の仕様をしているため、Xが使えない環境ではその強みは活かせないでしょう。

無料版は利用制限が多い

グロックの無料版では制限があり、本格的な利用は有料版が前提になっています。

制限には利用回数・画像生成回数や高度機能などが含まれます。

ビジネス使用には不向きな場合もある

グロックの個性であるユーモアさが、ビジネスには向かない場合があります。

最新情報に強い一方で精度差がある・回答の正確性が不安定などです。

グロックの特徴である皮肉や冗談を交えた返答も状況に応じて使用を控えましょう。

プライバシー設定の手間がかかる

設定次第で会話が学習に使われる可能性があります。

データ利用設定に左右される仕様や、設定放置による学習利用が該当します。

必ず自分で設定の確認が必要です。

日本語の出力の品質にばらつきがある

グロック自体がまだ発展途上です。

日本の対応が弱い要因もあり、多言語対応は継続的に改良中です。

日本語の出力の品質にばらつきがある原因は、英語中心のモデル強化・日本語特有のトークン化が困難・仕様、設定側の制約などが考えられます。

グロックと代表的な生成AIの違い 

参考:写真AC

グロックと代表的な生成AIの主な違いをわかりやすく表にまとめました。

それぞれの目的に合わせた使い分けをおすすめします。

項目Grok
(xAI)
ChatGPT
(OpenAI)
Claude
(Anthropic)
Google
Gemini
開発元xAI(イーロン・マスク)OpenAIAnthropicGoogle
連携先X(旧Twitter)アプリ/
Web全般
Web中心Gmail
Google Drive
Google Docs
強み最新トレンド
SNS情報
文章作成
アイデア
会話
長文読解
要約
議事録
文脈理解
検索力
資料作成
メール処理
自動要約
弱点機能制限
X依存
誤情報リスク保守的応答
創造性不足
Googleサービスを利用しない人には不向き
利用用途X運用
話題チェック
雑談
ニュース把握
企画
文章作成
ブログ
SNS投稿案
アイデア出し
議事録
資料整理
文章チェック
論理整理
リサーチ
報告書作成
メール整理
Google Workspace作業
まとめSNS特化
”Xに強いAI”
発想力・文章に強い
”万能AI”
読み書き整理が得意
”文章のプロAI”
検索と資料作りが得意
”Google連携AI”

生成AIの比較まとめ

グロックの料金プランと注意点

参考:写真AC

グロックの代表的な料金プランを解説します。

価格は米ドルの表記が中心のため、居住国・通貨・課税、加えてクレジットカードの手数料なども加わる可能性があるでしょう。

こちらの日本円換算シュミレーションは、おおよその金額の目安として参考にしてください。

なお、最新情報は公式サイト内で確認できます。

参照:Grok公式サイト

プラン名USD価格日本円での目安価格
無料/Free$0¥0(無料)
X Premium+/X プレミアムプラス$40/月約 ¥6,200/月
SuperGrok/スタンドアロン$30/月約 ¥4,700/月
SuperGrok Heavy/最上位 ・ Heavy モデル$300/月約 ¥46,700/月
API利用プラン開発者/企業向けに「使った分だけ払う」トークンベースの課金方式
入力・出力トークンごとの単価設定

プラン別料金表(2025年12月1日時点)

※為替レートが変動すると円換算額も前後します。

支払いタイミングのレートによって実質金額の増減があるのでご注意ください。

グロック無料と有料の機能の違い

参考:写真AC

グロックの無料プランと有料プランの主な機能差や制限差を紹介します。(2025年12月1日時点)

利用したい機能に合わせて、どちらを選ぶかを決めていきましょう。

項目無料プラン有料プラン
(SuperGrok / X Premium+)
使用モデル基本的に Grok 4
(軽めの利用版)
Grok 4 のフル性能版
(Think モードなども多く解放)
使用回数回数制限あり
(1日の質問数に制限)
ほぼ制限なしでたくさん使える
検索
(リアルタイム情報)
制限されることありリアルタイム検索
(Deep Searc)がほぼ自由に使える
回答の精度標準レベルより精度が高く、長い文章や複雑な内容も強い
Think モード
(深く考える回答)
使えない or 制限あり自由に使用可能
画像生成・分析制限されることが多いほぼ制限なしで利用可能
速度標準〜やや遅め高速
サポート内容なし優先対応などの特典あり
(プランによる)

無料版と有料版の機能比較表

簡単に言うと、無料プランはグロックがどのようなAIなのかを実際に体験できる「お試し版」で、質問などに使用できる回数が少なく、使える機能が一部だけです。

有料プランは「フル機能版」で、回数はほぼ無制限で使え、深く考えたり検索機能が使えたりします。

グロックの設定手順

参考:写真AC

グロックの設定と利用までの設定手順・注意点をご案内します。

利用環境や表示される項目に変更の可能性もあるので、最新の画面を確かめながら進めてください。

利用開始手順

利用開始までの流れは以下のとおりです。

Xをすでに利用されている方は、ログインをしてグロック(Grok)のボタンを選択したらすぐに利用できます。

1.Xにログイン

2.ナビゲーションバーやメニューから【Grok】のアイコンを探してタップ/クリック

3.質問や指示を入力

※無料利用の場合は利用回数などの制限に注意(2時間当たり約10回など)

参考:X(旧Twitter)上のGrok

プライバシー・データ共有の設定(学習利用をオフにする)

プライバシーの観点から、自分の過去のデータ(投稿や会話履歴など)を学習モデルに使用したくない場合は、メニューから以下の設定が必要です。

1.「設定とプライバシー」を選択

2.「プライバシーと安全」→「データ共有とカスタマイズ」→「Grokとサードパーティコラボレーター」を順番に選択

3.「公開データに加えて、GrokおよびxAIでのやり取り、インプット、結果をトレーニングと調整に利用することを許可します」のチェックを外す

4.会話履歴を削除したい場合は「会話履歴削除」をタップ


※個人情報や機密情報を入力しないようにご注意ください。プライバシー保護が推奨されています。

グロックの実践的な使い方

参考:写真AC

グロックはXと連携しているため、SNS活用や最新情報収集に本領を発揮します。

特徴を踏まえたうえで、実際にどのように活用するのかは、例を参考にご自身の状況にあわせて検討してください。

トレンド分析・話題の把握

トレンド分析・話題の把握や、興味ジャンルの話題をまとめてもらうことも可能です。

X上の投稿をもとに、最新の話題を即座に分析します。

例:「AI分野で今朝話題のトピックを要約して」

SNS戦略や投稿アイデアの生成

自分のアカウントの傾向と、X上のトレンドを踏まえてのSNS戦略や投稿のアイデアの提案をします。

投稿文の添削や言い回しの改善も得意です。

例:「伸びそうな紹介文に修正して」

情報の速報チェック(ニュース・災害・金融など)

Xの投稿を取り込み、特定ジャンルの速報をまとめたり状況説明をしたりするのに優れています。

リアルタイムな動きを把握しやすいでしょう。

例:「今日〇〇で起きた災害は、Xではどうなってる?」

リサーチ(主に社会の動き・世間の声)

主に社会の動きや世間の声のリサーチに役立ち、”世の中の反応を知りたい”という用途に特に強いです。

世論の傾向をまとめて比較もできます。

例:「〇〇に対する世間の意見を、肯定と否定に分けてまとめて」

マーケティングや分析用途

リアルタイムの反応×分析ができるので、個人・企業のSNSマーケティングに活かせます。

施策への反応可視化や、投稿タイミング最適化なども可能です。

ユーモアのある会話やアイデア出し 

グロックは他のAIよりユーモアのある会話が特徴的です。

固すぎない対話を楽しむだけでなく、ユーモアを活かした企画やキャッチコピーのアイデア出しにも活かせます。

例:「ユーモアのあるキャッチコピーを10個作成して」

日常使い/ニュース要約・雑談・相談

X情報を踏まえたトレンドニュースの要約に加えて、雑談や相談などの日常使いにも役立つでしょう。

まとめ

参考:写真AC

グロックはXと連携しているSNSに特化したAIです。

リアルタイム情報を参照できる強みで、他のAIにはないユーモアさも兼ね備えています。

今回はグロックの特徴や注意点、料金プランなどをご紹介しました。

他の生成AIとの違いやそれぞれの特徴を踏まえたうえで、必要な用途に応じて使い分けていきましょう。

AIはとても便利なツールで、情報や機能は常に進化していますが、まだ完全ではないことを理解しておきましょう。

最新の情報を確認しながら、頼りきりにならずうまく取り入れていくことをおすすめします。

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